¥698,000-(税込)
ラージヘッド&3点止めの70sの中でも特に人気の高いローズウッド指板にオリンピックホワイトの1974 年製 Stratocaster。大改造が施されたプレイヤー向けの1本です。
メイプルネック、ラウンドラミネイトされたローズウッド指板、オリンピックホワイトフィニッシュのアッシュボディ、通年ではこの年までとなるスタガードポールピースのピックアップ、70年代を象徴する3点止めのネックにラージヘッド、ブレットトラスロッドナット、2つのストリングガイド。
ピックアップはフロント&センター&リア共に74年デイトのグレイボビン、ヴォリューム&フロントトーンのポットデイトは74年、センタートーンのポットは近年のものに交換されています。Fender F-Keyチューナーは1弦のみセーフティポストから横穴のポストへ交換されており、2弦ペグのシャフトが曲がっていますがチューニングには支障ありません。
フロイドローズトレモロ&ロック式ナットの取付~取り外し歴があり、ヘッドストック付け根付近の裏側にロック式ナット取付用ビスの穴埋め跡、ヘッドトップにテンションバーの取付後、ナットからヘッドにかけてのローズ指板の復元、ブリッジ付近に2点支持用のスタッド穴埋め跡があり、それぞれ木材で埋められてタッチアップされており、ネック裏はオーバーラッカーされています。
ボディはブラックで上塗りされていた時期があり、キャビティ内やウェザーチェックに塗料が残っていますが、表に見える箇所は丁寧に研磨してブラックの塗料が取り除かれています。エルボーやボディサイドなど塗装が剥がれた箇所は白が二層になっておりホワイトフィニッシュの下にホワイトフィニッシュが確認できるため、新品製造段階で汚の混入などにより2重でホワイトを吹いたホワイトオーバーホワイトのフィニッシュなのか、かなり古い段階でもう一度ホワイトを塗り重ねられたのかは不明です。
ネックはほぼストレートのちょうどよい状態でトラスロッドの効きは良好。フレットは全体的に低くなっていますが気になるような音詰まりなどは無く演奏性も良好です。
所々剥がれたホワイトオーバーホワイトのボディや大幅に手を加えられながら長年に渡って使い込まれてきたことが伺える貫禄のルックス、オリンピックホワイトフィニッシュには珍しいアッシュボディで、適度に輪郭がありながらも角が取れたストラトサウンドが心地よく、しっかり使えて渋いローズ&ホワイト&ラージヘッドのストラトキャスターをお探しの方にお勧めの1本です。
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